52 バランスの良い食事 五味調和(1)
2018.05.07
カテゴリ:はり・きゅう(東洋医学)
52 バランスの良い食事 五味調和(1)
気温や湿度の変化が激しいこの時期、体調維持には食生活のバランスを整えることも大切です。バランスの整え方には「主食・副菜・主菜」や「糖質・脂質・タンパク質」など多くの見方・考え方がありますが、東洋医学には五味調和という考え方があります。
五味とは「酸っぱい」「苦い」「甘い」「辛い」「塩辛い」の五つの味覚。これらは単に味が違うだけでなく、味により身体の各臓器の働きを助けて調子を整えるので、五つの味をバランス良くとって身体全体の調子を整えるというのが五味調和の考え方なのです。
なんだか難しそうですが、疲れると甘いものが欲しくなったり、寒い日には辛いものが食べたくなりませんか?甘いお菓子を食べた後、今度は塩辛いおせんべいを食べたりしますよね?私たちは知らず知らずのうちに、この法則に従って栄養を摂っているのです。
次回のコラムではそれぞれの味を持つ身近な食材とその効果・効能を紹介し、意識してバランスのとれた食生活を送るヒントをお伝えしていきます。